糖尿病と血統値―糖尿病になると血液中の血糖が高くなります。

糖尿病でない方は、空腹の時も食事をした後も血糖はほぼ一定の値に保たれています。一定の値に保つのに大きな働きをしているのが「インスリン」というホルモンです。


インスリンが正常に働いているときは、食事の後、血糖が高くなると、糖はインスリンの命令によって筋肉と脂肪に取り込まれます。


もう一つの働きは、肝臓がつくり蓄えている糖を、必要なとき以外は放出されないよう抑える役目をしています。

この二つの働きで、血糖はほぼ一定に保たれます。
ですから、インスリンは糖のバランスと体のエネルギーのバランスにとって欠くことのできないホルモンです。


糖尿病とインスリン

糖尿病とインスリン



糖尿病になると、糖の取り込みや糖の放出のバランスが狂ってきます。

理由は二つ。一つは膵臓からのインスリンの分泌が減り、インスリンが不足するためです。

もう一つの理由は、インスリンの働きが鈍くなり、必要な時に筋肉や脂肪に糖が取り込まれなくなったり、不必要な時に肝臓から糖が放出されたりするためです。


つまり、糖尿病はインスリン分泌不足とインスリンの働きの低下が組み合わさって起こります。


それには、遺伝的な体質と、過食、運動不足などの生活習慣も大きく影響しています。
糖尿病は遺伝と環境の両方の要因が相合わさって起こると言われるゆえんです。





糖尿病は1型糖尿病と2型糖尿病があります

1型糖尿病は膵臓のβ細胞が壊れ、インスリンの産生と分泌がまったく行われなくなることで起こります。

ですから1型糖尿病の人は一生インスリンを注射して補うことが必要です。
急に発症し、すみやかに治療を受けないと生命が危険になります。


日本人は1型糖尿病になりにくい体質を持っており、1型糖尿病は糖尿病の人の2~3%程度です。



2型糖尿病は、インスリンの分泌不足とインスリンの働きの低下の両方がかかわって起こります。
過食や運動不足などの生活習慣や肥満が2型糖尿病の引き金になります。




糖尿病の診断には空腹時の血糖と食後の血糖の両方が大切

インスリンの分泌が低下したり、インスリンの働きが悪くなったりすると「空腹時の血糖」も「食後の血糖」も高くなってきます。


朝食前の「空腹時血糖値」が110mg/dl未満が正常(型)、126mg/dl以上が糖尿病(型)です。

糖尿病の検査では、75gのブドウ糖を飲んで、「2時間後の血糖値」(OGTT2時値)で判断します。
負荷2時間後の血糖値が140mg/dl未満が正常(型)、200mg/dl以上が糖尿病(型)です。


正常と判断されるには「空腹時血糖値と2時間後血糖値の両方が基準値を満たす」ことが必要で、「どちらかの基準値を超えているとき」には糖尿病と判断されます。


1日のうち採血の時間にかかわらず、200mg/dl以上であれば糖尿病です。

 

 

 

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