狭心症の大敵は喫煙です。
狭心症でステント留置手術を受け、退院するときに主治医から言われたのは
”お酒は適量であれば血管を拡げ血液の流れを良くしますから悪くはないですが
、喫煙は血管を委縮させますからどんなことがあってもいけませんたとえ一服でもいけません”と言われました。
たばこの害はいまさら説明するまでもないでしょう。
百害あって一利なし。成人男性の喫煙率は低傾向にあるものの、まだ50%を下回る程度です。
成人女性では、喫煙率は近年上昇傾向にあり、10%を超えています。 たばこの煙に含まれる、ニコチンや種々の発がん物質・遺産化炭素は動脈硬化を促進します。
また禁煙によってカテコラミンというホルモンが分泌されますが、これも動脈硬化を促進します。
低ニコチン・低タールたばこも増えていますが、吸う本数が増えると一酸化炭素を吸い込む量が増えて逆効果とも言われています。
またたばこは呼吸器病の原因にもなります。
1日25本以上吸うと肺がんの発生率は7倍、心臓のトラブルで亡くなる確率は7倍以上にもなります。
狭心症といわれたら思い切って禁煙しましょう。
緊急を要して「即入院・即手術」ということになり、入院中に感じたことは ”禁煙していて良かった” と思いましたね
病室の窓から見ていると、入院中にも関わらず病室を出て建物の陰に隠れてたばこを吸っている患者を何度となく見かけました。
もし私も嫌煙してなければおそらくあの人たちお同じだったでしょう。
喫煙は37年間に及びます。
何度も禁煙しようとしたのですが、途中で挫折してそのたびに喫煙本数が増えていきました。
禁煙に失敗すると反動として喫煙本数が増えますね。
またニコチン・タールの含有量の少ないたばこに変えたときも本数が増えました。
結局、最後と思って禁煙にチャレンジした時の喫煙本数は1日3箱(60本)でした。
あれから10数年になりますがその後一服のたばこも吸っておりませんが、途中の段階で、酒席では手持ちぶさからついつい飲み過ぎ帰りに自転車で転び顔面血だらけの怪我もしたり、またストレス(脳外科を受診しました。先生から禁煙とは直接関係はないかもしれませんが、たばこを吸いたくとも吸えないというストレスからの症状です。)からふら付いて歩けなくなることもありました。
その他、考えられないようなミスもたくさんしました。
でもでも我慢、ガマンで禁煙できました。
禁煙のブログも公開しております。(<a href=”http://kinen-1218.seesaa.net/“>禁煙・喫煙・タバコのいろは</a>)
禁煙の極意はたばこがほしくなったら”腹一杯水を飲む”(私はこの方法で禁煙しました。)
あのまま喫煙していたら今回の狭心症果たしてどうなっていたか?
それ以前にもっと重症な・・・直に心筋梗塞になっていたかもしれませんね