左肩、または肩が痛いというと、たいていは肩こりを連想するものですが、いつもの肩こりと違う痛みとか特に左肩だけが痛いという時は特に注意が必要です。
この場合は心臓病の一つの狭心症という病気の前兆、シグナルかもしれません。
狭心症とは心臓に張り巡らされた冠動脈の血流が悪くなることで、心筋が酸素不足に陥り、心臓の機能が障害される病気です。
心臓はつねに全身に血液を送るという重要な働きをしますが、心筋への酸素供給が不足すると、パワーダウンしてしまい、血液を十分に送りこむことができず、それにより胸が締めつけられるような痛みがあらわれるのが狭心症です。。
このときに放散痛といって、病巣から離れた場所に痛みを感じることがあります。それが左肩にあらわれると、肩こりと勘違いしてしまうのです。
また放散痛には左奥歯の痛みとか、左腕の痛みとか、胃の痛みなどもありますので各部位において通常の痛みでない場合は注意が必要です。

左肩の痛みは狭心症かも?
肩の痛みも特に左肩のみが傷む場合などは狭心症の前兆かも知れません。
左肩の痛みなどは通常の肩こりと間違う場合もありますので注意しましょう。
私の場合もまさに左肩の痛みでした。。最初はちょっとしつこい肩こりだとばかり思っていました。
それ故に街中の個人病院でレントゲン撮影をして調べたくらいですから。。。。
医師は”骨に異常はないですね。しばらく痛み止めの薬を飲みながら様子を見ましょう”と言っていたのです。
左肩の痛みはその後もありました。
その後に現れた胸痛とか発作がなければあのまま放置して大変なことになっていたかもしれません。
市民病院での初診で”手遅れにならないうちに今日中に手術しますから、帰ってすぐに入院の準備をしてできるだけ早く来院してください”と言われたのですから・・
病名は重度の不安定性狭心症だと告げられたくらいですから。左肩の痛みをただの肩こりだと思って放置していれば心筋梗塞へと進行していたかもしれません。